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志村武神父の初ミサ
2018年07月01日
司式 : 志村武神父
4月、司祭に叙階された志村武神父は、6月30日(土)18時、7月1日(日)8時半と10時の3回にわたって、成城教会での初ミサを司式しました。
年間第13主日の7月1日、入祭の歌の中で志村神父は、山本神父と共におごそかに入堂しました。
命について触れた「知恵の書」からの第1朗読が読まれ、「使徒パウロのコリントの教会への手紙」の第2朗読が読まれると、続いて、山本神父が「マルコによる福音」を朗読しました。信仰ある2人の女性に、イエスは死を超える神秘を示し、新しい命へと導いた章節でした。
引き続いて、志村神父の説教はそれらに呼応(こおう)するように、「触れ合うことの大切さ、命」についてでした。
人は他者との触れ合いの中で生きており、それは生命に関わることでもあるという前提で、次のように語りました。
「人は互いに幸せや喜びを求め、大切なものを求めます。無論、悩んだり、苦しみながらも命の大切さに触れ、それを人間同士の触れ合いの中で知っていきます。その生命もやさしく扱わなければ、実にもろく崩れ去るものでもあり、私たちは命の空むなしさ、はかなさというものも同時に知っていきます」。
ただしかし、すべてが空しいとすれば、「死」や「幸せ」といったものは一体どうとらえていったらよいのか、という問題提起をしながら神父は話を進めます。
「御子(おんこ)イエスは、命は死で終るのではないことを示してくれました。神の思いは命の中で生き、そのために神は私たちにキリストを与えてくださいました。イエスは、死をもって命の空しさ、はかなさを引き受けてくれたのです。人間、命の前の無力感はあるものの、そしてキリストは十字架上で無になられましたが、神のお働きにより、再び命を与えられました。神の働きが、実は私たちに向けられている。そのことに目を向けていきましょう」。
感謝の典礼後ミサが終了して、1年間助祭として奉仕してきた志村神父を、改めて司祭として迎えた山本神父がひと言をと求めると、次のような挨拶がありました。
「約2カ月ぶりにこの教会へ戻ってきましたが、私には安心できる成城教会です。
現在は各教会を初ミサで回っている状態ですが、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします」。
お知らせの最後に山本神父は、この7月で成城教会と喜多見教会が統合されて5年、同じ教会へ集まることの意義について触れました。
「90年前の7月29日は、喜多見教会の献堂式が行われた日です。両教会のル―ツは別ものではなく、一つです」と話しました。
場所を変えて、ヨゼフ会主催の祝賀会では、堀田運営委員長からは「山本神父の指導のもとで学んできた志村神父には、どうかこれからも司祭職を全うしていただきたい」と、また実吉ヨゼフ会会長からは「理路整然とした志村神父にいつも導かれます」と挨拶がありました。
子どもたちの歌や歓談がしばらく続いた後、再度志村神父にひと言が求められると、「成城教会は私の思い出の教会です。秋には赴任先の教会が決まりますが、どこであれ、自分の職務を懸命に果たしていく所存です」と締めくくりました。
アヴェ・マリアの祈りと共に閉会となったこの日、誕生したばかりの志村神父に対する期待と応援の念が込められた1日でした。
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