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神と隣人を愛する人
― 多摩南宣教協力体 司祭巡回ミサ ―
2016年07月10日
10:00 小池 亮太神父(町田教会主任)
7月10日の10時のミサは、多摩南宣教協力体の司祭巡回ミサとして町田教会の小池亮太神父による司式で行われ、町田教会から来られた十数名の信徒も参列しました。成城教会からは3人の運営委員と共に山本量太郎神父が町田教会へ行き、ミサを司式されました。
この日の福音について、小池神父は次のような説教をされました。
この段落は、イエスと律法の専門家の対話が〈質問〉〈質問〉〈正解〉〈命令〉という形で二回繰り返されています。そして〈正解〉がこの段落の大切な部分になります。
一つ目の〈正解〉は「神である主を愛しなさい。また、隣人を自分のように愛しなさい」(ルカ10・27)です。実は「愛しなさい」という命令は一回だけしかなく、そのことによって神と隣人への愛は別々のものではないことが示されています。どのように愛するかというと、神に対しては「心、精神、力、思いのすべてによって」となり、隣人に対しては「自分自身のように」となります。
二つ目の〈正解〉は「憐れみを行った人」(ルカ10・37)です。これが「神と隣人を愛する人とはどのような人なのか」を具体的に言い表しています。この「憐れみを行った人」の原動力になったのは「憐れに思う」という心の動きですが、「憐れに思う=心の奥底が揺さぶられる」ことは、イエスの本質と言えます。イエスこそ「心の奥底が揺さぶられて憐れみを行い、死に至るまで神と人を愛し抜いた人」だからです。
しかし、「イエスのように神と人を愛せ」「イエスのように心の奥底を揺さぶられて憐れみを行え」と命じられても、私たちは「それは無理だ」と諦めてしまうのではないでしょうか。そうであっても、聖書は「あなたに今日命じるこの戒めは難しすぎるものでもなく、遠く及ばぬものでもない…御言葉はあなたのごく近くにあり、あなたの口と心にあるのだから、それを行うことができる」(第一朗読:申命30・11、14)と励ましています。
「神と隣人への愛」を生き切ったイエスに少しでも近づけるように願い、「心の奥底が揺さぶられた」時には自分のすべきことを行える勇気と力が与えられるよう祈りましょう。
共同祈願は、町田教会の運営委員の皆様によって捧げられ、コーヒーサンデーの場では、成城教会の集まった方々や町田教会から来られた方々と懇談のひとときを過ごしました。
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