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ブラジルのクリスマス -ひとつになること
2022年12月10日
日系3世としてサンパウロで生まれ育った小野崎英美運営委員長。祖国ブラジルのクリスマス、ニューイヤーの過ごし方、来日後の信仰への目覚め、クリスマスの願いについてお聞きしました。
家族で過ごす時
飾りつけやプレゼント交換などクリスマスの雰囲気は、日本とブラジル で似ています。大きな違いは、ブラジルでは家族と過ごす機会です。24日夜、大体の家族はパパ様のミサをテレビで見ます。25日0時になると、各所からパン、パンと花火の音が聞こえ、「メリークリスマス!」とみんなで抱き合い、パーティーが始まります。私の家族は、おばあちゃんの家に父たち7人兄弟の夫婦、子どもたち(私の従妹)21人が一堂に会し大パーティーを開いていました。日本語で「きよしこの夜」も歌いました。すごく懐かしい。クリスマスの思い出は宝物です。お祝いムードは新年まで続き、元旦の真夜中からお祭りが始まります。ニューイヤーは友だちとお祭りに行ったり、海に日の出を見に行ったりします。
カトリックに目覚める
日本のカトリックの人たちは、カトリック精神に近いなとすごく思います。ブラジルでの私は、パーティーや花火をしなければという思いが一番で、ミサは二番でした。子ども時代に洗礼を受けたものの、バレエでいっぱいいっぱいになり、カトリック精神らしきことは何もせず、教会は遠い存在でした。音大卒業後、23歳の時に来日し、3年が過ぎた頃にシスターらが運営する乳児院で働き始めました。その時からカトリックの精神にやっとつながり、教会を近いもの、実家のように感じるようになりました。まじめなクリスチャンになったのは、日本に来てからなのです。やはり時期があるのですね。その時が来れば呼び出しが来ますから、焦ることはないと思います。
世界がひとつになれる
私たちに一番大切なのは、平和です。平和があってこそ、夫婦が仲良くできるし、喧嘩もできます。自分の趣味もできるし、お祈りもできます。クリスマスは、宗教と関係なく世界中で祝います。私の家族は代々、仏教徒でしたが、クリスマスを祝っていました。みんながひとつになることができます。ひとつになれることは、今の世の中で特に必要です。イエス様が生まれて、みんなで平和に生きようという気持ちになれるだけでも貴重なことです。意味が分からなくても、世界中のみんなに祝ってもらえるだけでいい。「どんな形、どんな宗教、どんな言語でもいいから平和を祝って」と願います。
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