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12月の司祭巡回ミサ
待降節第3主日
2009年12月13日
多摩南宣教協力体とは
10:00 司式:安次嶺 晴実 神父(カトリック喜多見教会)
多摩南宣教協力体の2009年12月の司祭巡回ミサは、待降節第3主日の13日、喜多見教会の安次嶺晴実神父をお迎えして行われました。
お説教のはじめに安次嶺神父は、待降節第3主日は別名「喜びの主日」と言われ、アドベントクラントの4本の白いロウソクのうち3本目を赤いロウソクにしたり、赤いリボンを巻いて特別な日として祝われていることをお話しくださいました。では、喜びの主日とは何を喜ぶのか、今回の3つのみ言葉の朗読に共通しているこのテーマについてお話を進めていかれました。
まず第1朗読の「ゼファニアの預言」は、救いの時が近づいているのだから喜びなさい、と伝えていることを話され、続く第2朗読の「フィリピの教会への手紙」では、パウロの「主はすぐ近くにおられるのだ」という喜びに満ちた言葉を受けて、私たちも救い主の誕生を待つ間、何事につけ感謝と祈りをささげる必要がある、とおっしゃいました。
そしてルカによる福音(3・10-18)では、荒れ野で呼び掛ける洗礼者ヨハネと人々とのやりとりの場面について、次のように説明してくださいました。
回心して福音を信じろと呼びかけるヨハネの言葉に心を揺さぶられた人々が、自分たちは何をしなければいけないのか、救われるためにはどうすればいいのか、切実な思いをもってヨハネに問いかけます。人々が望んでいたのは、非日常的な修行をするというような厳しい答えだったかもしれません。しかしヨハネの答えは、普通の生活のなかでそれぞれの立場や役割に応じて、ふさわしい愛の実践をせまるものでした。特別なことは要求せず、やさしさ・思いやり・いたわりを示すことがどんなに大切かを人々に突きつけるものだったのです。
幼子の誕生が近づいた今、洗礼者ヨハネが私たちに求めている愛の実践こそが、救い主との出会いを準備するために唯一大切なことだということを、理解し、行動し、その意味を深く味わっていく必要があります。
3つの朗読を通して繰り返し語りかけてくる「喜べ」という言葉を、私たち自身がしっかりと味わい直し、心から本当に喜べたなら、できるだけ多くの人々に一緒に喜びましょうと訴えたいものです。
このように締めくくられ、新しい力を豊かにいただくことができますようにとお祈りくださいました。
ミサ終了後、安次嶺神父は中高生によるコーヒーサンデーに参加され、親しく信徒たちと言葉を交わされました。この日はボーイスカウトによる餅つき大会も行われ、温かい豚汁などもご賞味いただきました。
第3回の司祭巡回ミサは、1月に町田教会助任司祭の天本昭好神父が司式なさり、これをもって今回の司祭巡回ミサは一巡いたしました。
※安次嶺神父は現在、ご病気の治療中です。神父様の1日も早いご快癒と神さまのお恵みがあるようお祈りしております。
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