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大船渡教会 山浦玄嗣さん講演会(1)
講演会第1部 「みんなの憧れ 永遠の命」
2017年10月08日
折にふれ、考えさせられる「永遠の命」。聖書の中でも繰り返されてきた。
陽光が注ぐ10月8日(日)、山浦玄嗣氏が語る講演会が、午前、午後の2部にわたって開催された。第1部のテーマは、「みんなの憧れ、永遠の命」だった。関心のある聴衆約200名が聖堂を埋めた。氏が高校生時代、侍者を務めた成城教会での講演会は、これで3度目になった。
氏が何故このテーマに行き当たったかの道筋は、「理解が難しい聖書の中身をよくつかみ、その醍醐味を岩手の仲間にも伝えたい。その願いから考察を重ねるうちにぶつかった」ものだったという。
「教会の教えで最も大切なことは、『信仰をもって永遠の命に至る』こと。では何をもって信仰とするのか。信仰はギリシャ語の『ピスティス』の訳だが、本来の意は『信頼』。信仰とは、要するに『信頼する』こと。イエスは、湖で嵐を鎮めた場面で、漁師のペトロらを『信頼』し、何も言わずに寝ていた。けれども、海の恐ろしさを知る弟子たちは恐怖のあまりイエスを起こした。その時、イエスは『信仰薄き者よ』と叱ったが、
『静まれ、ガタガタするな』と訳した方が原義に近く、弟子たちを勇気づけた雰囲気がよく伝わる」。
また、「『永遠の命に入るには?』と問われたイエスは、『互いに愛し合いなさい』と答えた。しかし『愛する』と訳されたギリシャ語『アガパオ』は『大切にする』、つまり『相手を慮(おもんぱか)って、相手の立場に立って行動する』と訳した方がよく、はるかに納得できる」と述べた。
「『永遠の命』、それは我々の憧れだが、元のギリシャ語では『ゾーエー アイオーニオス』である。」『永遠』と訳される『アイオーニオス』には『いつでも』の意があり、『ゾーエー』には『命、生』の意があるが、ギリシャ語では本来『ピチピチ元気に生きる』の意味であり、『永遠の命』の基本的な意味は『いつでも明るくピチピチ元気に生きる』ことだ。人間、どんな災難にあったにせよ、自分の生の中に喜びがあったかなかったか、神さまのお役に立ち、感謝できる生であったかどうかが大切だ。神さまと人とを信頼して互いに思いやり、明るく力強く生きる。それが『いつでも明るくピチピチ元気に生きる』ための最も大切な基本だ」と結論づけた。
多くの考察と、そして目の前の人の命というものに関わってきた山浦氏の熱意ある講話だった。
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