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フェルッチョ神父様送別会
復活節第2主日
2008年03月30日
2008年03月30日
10:00 ブランビッラスカ・フェルッチョ神父
復活祭から1週間が経ち、成城教会でのフェルッチョ神父様司式の最後のミサが執り行われました。
福音朗読でヨハネ福音書20章19~31節が読まれ、それに関しての神父様の印象深いお説教がありました。
「人生は出遭いによって変わります。大きな出遭いがなかったら自分の人生は違ったものになったでしょう。
聖書に『人間は一人でいるのは良くない』と書かれています。人は一人では人生を全うすることは出来ません。両親、夫婦、友人との出遭い、そこに人生の意味を見つけるのです。
例えば今教会の桜が満開です。その桜は太陽、空気、水があって初めて綺麗な花が咲きます。それと同じように人間も良い出遭いが必要なのです。
弟子達はイエス様と出遭いました。それまで弟子達が恐れたのは自分達の将来でした。私達も自分達の将来を不安に思っているのではないでしょうか。 しかし『あなたがたに平和があるように』とのイエス様の挨拶は人々に喜びを与えました。
『墓の石が取り除かれた』という聖書の言葉の『石』とは私達の心の『しこり』です。不安という石。これをイエス様が取り除いてくださるのです。
『復活』とは今この地上での出遭いのことです。教会はただ一つ、神様と出遭うための場所です。そうでなければ教会はただ単に人に会うための集会場でしかありません。教会はひとつの家族なのです。」
聖堂に入りきらない程の大勢の信徒がこの説教に心を打たれ、フェルッチョ神父様の最後の言葉に聞き入っていました。
フェルッチョ神父様送別会
10時のミサの後、満開のうちに咲き誇る中庭の桜の前にて神父様を囲んで記念撮影が行われ、300余名の方々がカメラに収まりました。
記念撮影の後は、送別会会場である信徒会館2階に入りきらないほどの信徒が集まりました。
村上副委員長の司会で先ず桑原委員長から挨拶がありました。続いて3人の信徒代表(前委員長星氏、壮年会代表・岡野氏、婦人会代表・渡辺さん)から、それぞれの心に残る神父様との思い出を話されました。
その後はパーティーに移り、聖歌隊責任者・西村氏の音頭で乾杯をしました。
身動きの取れない程の大勢の信徒に囲まれて、神父様は一口もお食事を口に運ぶことが出来ない程でした。
ケーキカットに続き、子どもたちからの花束の贈呈がありましたが、そこには最近「フェルッチョ」という洗礼名をいただいたかわいい坊やもいらっしゃいました。
桑原委員長を通して教会からの記念品の贈呈、教会学校の子どもたち皆のメッセージで作ったDVDの贈呈がありました。
フェルッチョ神父様からは、「この3年間は私にとっての宝物でした。ありがとうございました」とのお言葉がありました。
そして、フェルッチョ神父様の送別のために山田氏が作詞作曲された歌「道しるべ」のプレゼントと続き、「マリアさまのこころ」を皆で心をこめて歌いました。
最後に飛び入りで、教会学校の子どもたちがこの日のために練習した「イエスさまがいちばん」を皆で合唱して、フェルッチョ神父様への3年間の感謝の思いを贈りました。
フェルッチョ神父様、本当にありがとうございました。
末長く、お元気で、ご活躍なさいますように!
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