2009年11月14日

福島　一基 （カトリック成城教会　主任司祭）

　司祭年にあたり、これまでいろいろとお世話になった神父様方の思い出でも書こうと思い、巻頭言をお借りしました。書いていて気がついたのですが、もし自分のことを書かれたら照れくさくて嫌だなと思いました。幸い、すでに紹介した神父様方は司祭職を離れたり、神様のもとに召された方々ですので、失礼ですがあまり問題はないと思っています。でもそろそろネタもなくなってきましたので、今回を最後にしたいと思います。

　わたしの洗礼名パウロは、その手紙の終わりに関わりのあった人々の名前を思い出し、よろしく伝えるよう願っています。それに倣い、お世話になった神父様方を一人ひとり思い起こし、感謝したいと思います。まずわたしが子どもの頃から司祭に叙階されるまで所属した船橋教会（現習志野教会）の神父様方、ケリー神父様、ボイル神父様、荒井金蔵神父様、岸忠雄神父様、辻茂神父様、古川正弘神父様、家族共々お世話になりました。また長崎公教神学校時代にお世話になった小島栄神父様、阿野武仁神父様、橋口朝光神父様、中村満神父様、鳥瀬文武神父様、長崎南山学園の大橋嘉男神父様、川上進神父様、永山誠神父様、西経一神父様、ありがとうございます。そして東京カトリック神学院に入学してからお世話になった神父様方、院長の寺西英夫神父様、板垣勤神父様、ガリラヤの家の小宇佐敬二神父様、松浦謙神父様、那須教会のフラマン神父様、モデラトールや学務・教務担当の矢野吉久神父様、梅村昌弘神父様（現横浜司教）、大瀧浩一神父様、鵜飼好一神父様、高木賢一神父様、上杉昌弘神父様、ありがとうございます。他にも先生としていろいろと教えてくださった神父様方、できの悪い学生ですみませんでした。

　神学院以外で司牧実習先では、高幡教会ではコンスタン・ルイ神父様、オール神父様、晴佐久昌英神父様、潮見教会では大原猛神父様、油谷弘幸神父様、八王子教会では藤井泰定神父様、マルコ・アントニオ神父様、霊的指導者を引き受けてくれた江部純一神父様、黙想指導してくださった沢田和夫神父様、吉池吉高神父様、ありがとうございます。

　わたしを東京教区の神学生として受け入れてくださった、森司教様と歴代の神学生養成担当の神父様方、そしてこれまでの様々な場面で導き励ましてくださったすべての神父様方に感謝したいと思います。またわたしを東京教区司祭として受け入れてくださった岡田大司教様をはじめ東京教区の教区司祭の皆様には感謝するだけではなく、これからもよろしくお願いしたいと思います。

　最後に、この文章を読み「俺のことを忘れている」と思っている神父様、大変申し訳ございません。言い訳はしませんが、ただわたしも神父様のようにうっかり忘れられるような司祭を目指しております。少しキザですが、自分のことを忘れられてもイエスさまのことを覚えていただければ、司祭はその役割を果たしていると思うからです。何よりそんな神父様方と出会わせてくださった神様に感謝してこのシリーズを終わります。